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3つの筋肉と筋肉増大のメカニズム

2020.03.12

トレーニングに励んでいる皆さん、人間は何種類の筋肉でできているか知っていますか!?

皆さんお分かりの通り筋肉は人体の様々な部位についており、生活するのに欠かせない組織です!

そんな筋肉、実は3つの筋肉に分けることが出来、それぞれ「心筋」「平滑筋」「骨格筋」と呼ばれます。

それぞれどんな働きをしているのか解説していきます!

心筋

心筋はその名の通り心臓の筋肉で、胎児から死ぬまで一生血流を送り続ける筋肉です。

血流の流れは全身→大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺静脈→左心房→左心室→大静脈→全身という循環構造をしております。

血流は左心室から全身に送られるため、左心室の筋肉が分厚くなっております。

胸の中央からやや左に心臓の鼓動を感じるのはそのためです。

心臓は常に動いているため筋肉の柔軟性・強靭性は大変高く、大人が思いっきり引っ張っても千切れることはありません。

しかし、通常の方は心筋を能動的に鍛えることが出来ません。(スポーツ選手など速筋を使う過度なトレーニングをする方は左心室側の筋肉が肥大することがあります)

そのため心臓の筋肉は心筋梗塞などで一度懐死してしまうと元には戻れなくなり、血流を送り出すポンプ機能が低下し、動機・息切れの原因となっていました。

しかし現在はIPS細胞を用いた心筋治療法が研究され、太ももの筋肉を使って心筋の代用をする治療法が確立しております。

いざというときのために、普段から様々な筋肉を鍛えておくといいでしょう。

他にも代表的な心臓病として心タンポナーデ、狭心症、心筋梗塞などが挙げられます

心タンポナーデは心臓の内部が傷つき、心臓と心臓を覆う膜の間に血液が溜まってしまい、心臓を圧迫しポンプ機能が損なわれてしまう症状

狭心症と心筋梗塞はどちらも心臓の周りにある冠動脈が詰まってしまう病気です

両社の違いは冠動脈の詰まり方です、血管にコレステロールが溜まることで血管が狭くなるのが狭心症。この狭くなった血管に血栓が詰まり、血流を止めてしまうのが心筋梗塞です。

平滑筋

下関ジム 平滑筋

平滑筋は主に内蔵を構成する筋肉で、収縮・緊張することで血管や内臓の働きをサポートします。平滑筋は心筋と同様に不随意筋であり自律神経の信号を受けて動いており、能動的に動かすことはできません。

ちなみに貝類の貝柱も平滑筋です。

骨格筋

骨格筋は主に「運動をする」「姿勢を保つ」「熱生産」をサポートする筋肉で、能動的に動かすことのできる筋肉です

骨格筋が働いて運動をもたらすまでの簡単な流れは以下のような流れです

まず脳の運動指令を出す中枢神経から脊髄を介して末梢神経に電気信号が伝わります

筋肉は運動神経から刺激を受けると様々な物質を放出し、相互作用することで筋肉を就職させるのです。詳しい生理学的解説はコチラをご覧ください

この骨格筋は筋線維という多核の細胞で構成されており、生まれつき筋線維の数は決まっておりますがトレーニングによって鍛えることが出来ます。

ジムで行われる筋肉増大はこの骨格筋を太くしているのです。

ではどのようなメカニズムで骨格筋が太くなるのか解説していきます。

筋肉が太くなるタイミングは傷ついた筋肉を補修するときです。

筋肉はアクチンと呼ばれる非常に細い繊維でできており、ちょっとした運動でこの繊維は切れてしまいます。切れた筋線維はタンパク質などで補修されますが、この時筋線維を構成するタンパク質が多く合成されることにより、より太く筋線維が再生します。

この流れを繰り返し行うことで次第に筋線維が太くなり骨格筋が肥大するのです。

まとめ

筋肉は3種類あり、トレーニングで鍛えられる筋肉は骨格筋です。

そして筋肉増大にはトレーニングによる筋肉損傷とダメージ回復のための休息期間が必要であるということを解説してきました。

トレーニングで得られる効果のメカニズムをしっかりと理解した上で日々のフィットネスに励みましょう!

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