スタッフブログ

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肩をkataってるブログ

2022.02.03

今日もブログをご覧頂きありがとうございます!

最近に心悩まされている方は多いのではないでしょうか?

そんな時は、少し小ネタも交えながら運動器疾患を学べる当院のブログを読んで、

笑ってストレス発散&頭の体操をしてみましょう!笑

山口県下関市王司神田の

みよし鍼灸整骨院 院長の三好雄治です!!

当院も例外なく 近隣地区の小月、長府、王司エリアで新型コロナウイルスのクラスター乱立 、この寒波に諸々痛打されております!

そうは言っても、ウィルスも寒さも待ってはくれないので、前向きに頑張りましょう!

整骨院診療において肩関節の疼痛は非常に多く診る疾患です。

その中でも

インピンジメント症候群はよく耳にしますし、学校の教科書にも載るレベルですね。

肩のインピンジメント症候群を考える時にもまず大切なことは

分類です。

大きく四つにタイプ分類され

1.肩峰下インピンジメント症候群

2.烏口下インピンジメント症候群

3.インターナルインピンジメント症候群

4.pulley region(滑車症候群)

1肩峰下インピンジメント症候群

その名の通り、肩峰の下にある第二肩関節を構成する構造物、組織が衝突し、疼痛、炎症を生じる疾患群の事を言います。

具体的には断層解剖的に見て上から順番に

肩峰、 烏口肩峰靭帯、 肩峰下滑液包、棘上筋、関節包、上腕骨頭

といった構造の配列をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

2.烏口下インピンジメント症候群について

烏口下インピンジメント症候群は主に肩関節水平内転時に

小結節に付着する肩甲下筋腱と

烏口突起、烏口下滑液包等が衝突することで疼痛が誘発されます。

3 internal impingement syndrome(インターナルインピンジメント症候群)について

internal impingement syndrome は大結節に付着する棘上筋腱と、

後方関節唇が

2nd positionの位置で衝突することによって発生します。

4.pulley region

pulley regionについては、そもそもインピンジメント症候群の範疇に含むか否か、議論が分離するところですが、私はその範疇に含むという考え方に賛成しております。

pulley regionは上腕二頭筋長頭腱と上関節上腕靭帯の擦過、摩耗等により炎症が生じ、

疼痛を有する状態のことを指します。

また、病態的や症状的にSLAP損傷と類似する部分がありますのでしっかり鑑別する必要があり、三森test、オブライアンtest等が有用です。

これら以外にも、関節の器質的損傷が発生する前に関節唇を中心としたメカノレセプターが機能的に作用して起こる 警告のインピンジメント症候群

と言われるものがあります。

いずれの疾患であっても正確な病態把握と

肩関節の基本的な

Rotator cuff の機能を理解したうえでforce couplingや、

それらからもたらされる関節上腕リズム

肩甲骨周囲筋や、胸郭を中心とした体幹、下肢の柔軟性や強度、

基本的な肩甲上腕リズムの仕組みや成り立ちを理解したうえで

適切な加療を選択する必要があります!!

ケガこそお任せください!!!