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手首尺側(小指側)の痛み~TFCCを中心に~
2022.01.21
本日もブログをご覧頂きありがとうございます!
山口県下関市の整骨院、みよし鍼灸整骨院の三好でございます!
今日のタイトルはいろいろ悩んだ結果、少しお洒落なイタリア料理のメニューみたいにしてみました!
少しずつ本題に入っていきます。
この年末で大掃除をしたり、重いものを持ち上げたり、東北や北陸地方を中心とした雪国にお住いの方々に在られましては、雪で足を滑らせ不意の転倒などで手首を痛められた方もいらっしゃると推察致します。
下関市内でも多く雪が降り、積雪となると同様の機転での転倒が多いです。
そういえば、あのこけた時からなんか手首捻ったり、手ついたりしたら痛いわー。。。。
そんな方々にこのブログが届くことを切に願います。
まず、大掃除や重量物の運搬等によって手首の尺側(小指側)が痛むようになった人には
三角繊維軟骨損傷(TFCC損傷(type2))
遠位橈尺関節傷(DRUJ関節症)
尺側手根伸筋腱炎(ECU腱炎)
尺側手根屈筋腱炎(FCU腱炎)
辺りの疾患が考えられます。
稀に、三角豆状骨関節症
なんて方々も多くいらっしゃいます。
これらの傷病になってしまう組織はどれも、手関節尺側の安定性を保つことや、手関節を動かす際に重要な働きを担っています。
その中で今回中心として進めて行きたい疾患が
TFCC損傷です。
TFCCはここにあります。
専門書籍ではこんな風に描かれています。
この、TFCC損傷はpalmer分類という分類で分類されます
まず大きく2つ!!
一発の強い力での外傷性か
反復する外力による変性性か
この二つに分けられ、それから損傷の部位や程度によって分類されていきます。
詳しくはこちらのリンクをご参照ください。
三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)|電子コンテンツ|日本医事新報社 (jmedj.co.jp)
ちなみに、こちらは私が大好きなアイスクリームのPARMです。
とにもかくにも、痛みの強いときや、急性期は第一選択は原則保存療法が適応されます。
場合によっては、ギプスを用いて肩の手前から指の関節の手前迄止めることも珍しくありません。
勿論、程度によってはサポーターやシーネが適応となる事も多くあります。
しかしながら、適切に初期の処置をしていないと手術が回避出来たかもしれないのに、
悪化して手術といったことも少なくありません。
手首の小指側が痛いなーと、思ったらいつでもご連絡ください!
ケガこそお任せください!!