スタッフブログ

Staff Blog

みよしの、こぶしの、ハナシ

2022.01.12

今日もブログをご覧頂きありがとうございます!!

山口県下関市のみよし鍼灸整骨院の三好です!

最近ブログを見ました!

とか、ブログ面白いです!等コメントやメッセージを少しずつ頂いて俄然やる気が出てきました!笑 

今日は拳の「伸筋腱脱臼」という、ケガについてのお話です!

それほど多く無い疾患ですが、初動を誤るとなかなか厄介な事と、

治す必要のあるタイプ、放置しておく方がベターなタイプがあります。

こちらは脱臼していない状態、
拳~手の甲の中指のラインに明確に
膨隆した腱を認めます。


こちらは脱臼している状態、
拳~手の甲の中指のラインから薬指側に逸脱した腱を認めます。
画面左が脱臼していない状態、右が脱臼した
状態です


具体的には3タイプに分類されます 。

一つ目が外傷性 打撃系の格闘家の方がパンチを打った等の際に発生します。

二つ目が特発性 デコピン等の非常に軽い外力で発生します。

三つ目が先天性です 生まれつき矢状索の弛緩性が高く伸筋腱が小指側にスライドしてしまう     タイプです。

一つ目、二つ目は治療の対応になります。

治療法は手術、保存療法どちらもありますが、いずれも早期に適切な対応を行うことでより良好な予後を得ることが可能であり、当院でもこれまでに多くの治療実績があります。

この中で留意すべきは一つ目の外傷性のパターンで、boxers knuckleと言って拳の甲側の関節包が丸ごと捲れてしまっていたり、中手骨頭の骨折、もう少し手首寄りの中手骨頸部で発生するboxers fracture等との鑑別が必要となります。

また、徐々に痛くなってきた場合などは同部の疲労骨折や、骨端線未閉鎖の小児においてはDieterich病(ディトリッヒ病)などが考えられます。

違和感があったらすぐに、

こぶしの、ハナシを、みよし

に聞きに来てください。

ケガこそお任せください!!!