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激しい運動は体に悪影響!?

2020.03.06

皆さんフィットネスジムで健康を増進しようと過度な筋トレをしておりませんか?

トレーニングをやり始めたころはついつい負荷をかけすぎてしまい、膝を痛めてしまう・・・なんてことがよくあります。

私も野球を始めた頃、必要以上に重いバットで素振りをし、両肩を痛めてしまった苦い思い出があります。

そこで今回は「過度なトレーニングが体に重篤な影響を及ぼす」という論文を見つけたので紹介させて頂きます!

心当たりがある方は是非最後まで読んでください!

ジムで行う過度な筋トレが腎臓を傷つける理由

過度な筋トレを行うと筋肉の一つである骨格筋が損傷(横紋筋融解症)してしまいます。

この骨格筋が損傷すると細胞内内容物であるミオグロビンが放出されます。

このミオグロビンは非常に大きなタンパク質であるため腎臓のろ過装置をふさいでしまします。結果、腎臓の重要なろ過機能を不能にしてしまうという重篤な悪影響をもたらすのです。

具体的には27歳のマラソンランナーが腎不全でなくなってしまったり、他にも歩行困難、起床困難などの症状が報告されています。

実際に過度な筋トレで上記の症状を示した例を紹介します。

例えば大学の水泳クラブの事例です。

腕の筋肉を鍛える目的で20分ほどベンチプレスやアブローラーを行った34名の水泳選手のうち6名がその横紋筋融解症を発症し、入院を余儀なくされました。

このような大学スポーツ内で発症するケースは非常に高くなっており、シーズンオフ明けのフォットボール選手で顕著にみられるそうです。

フットボールのみならず、ラクロスやサッカー、バスケットボール、ゴルフなのでも報告されておりすべて休み明けすぐに急加速的に高負荷のかかる筋トレを行ったことが原因とされています。

この論文では大学スポーツのみならず、健康増進目的で運動される方も同様の症状が起こる可能性があると記されております。

例えばガーデニングや重量挙げ・アメリカで有名なクロスフィットトレーニング、APFTトレーニングでも横紋筋融解症が起こるとされています。

台湾の高校では先生が生徒に対し5分間で120回の腕立てを指示したのち、119人が緊急治療室に運ばれるということもありました。

世界的にみるとかなり大きな事件にもなっているのですね。

過度なトレーニングの対処法

このようにならないために論文では運動開始後の2週間は緩やかな運動にとどめることを推奨しております。細胞膜が運動のストレスに適応するのにそのくらいの期間を要するためです。

皆様も久しぶりに運動するときはくれぐれもスローペースで行うようにしましょう。

慣れない運動を過度に行ってしまうと横紋筋融解症のような思わぬ怪我に繋がってしまうので、十分気を付けてください!

どのくらいのペースで運動したらよいのかわからない!という方はフィットネストレーナーと共に相談しながら行うと安心です。

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